スペイン巡礼の旅
今年の夏はスペイン巡礼の旅へ行ってきました。
出発地は国境近くのフランスのサンジャンピエドポール。
ゴールは800km先のサンチアゴデコンポステーラと言いたとこだけど
長期で休みが取れないしがないサラリーマンの身なので 158km先のログローニョをゴールに設定。
だいたい1日25~30km歩く計算。
今回はキャセイ利用で香港経由の旅。
飛行機を予約してたのは1年ぐらい前だから、まさかこんなデモが起こるとはまったく予想もしてなかった。
香港を旅立った翌日は空港が閉鎖されて飛行機が飛ばなかったらしい。
空港のロビーは黒Tシャツを着た若者たちに占拠されてた。
僕たちと変わらない普通の若者たち。
昼間はスマホをいじりながら床に座ってたりしてたけど、夜にはみんながシュプレヒコールをあげて、なかなか迫力あった。日本にもそんな日が来るのか・・・?
でも、今の日本にはそれだけのエネルギーはないかもね。もうちょっと先かな?
街に出たら全くふつーのいつも通りの香港でした。
チョンキンマンションで両替してきました。
香港の両替レートはさすが世界の金融都市なだけあってすごい良いです。
これを味わうと日本の銀行や両替商はぼったくりと思います。
さて、香港を旅立ちバルセロナ到着後、AVEに乗ってパンプローナへ。
そこからバスで出発地点のサンジャンピエドポールへ。
3時ぐらいに出発したいと思ってたけど、結局夕方5時ぐらいの出発になってしまった。
どっちに行けばよいかいまいちわからなかったけど、とりあえず巡礼者らしき人たちを見つけたので、彼らについて行ってみようと。
でも、時間が遅いからだと思うけど巡礼者っぽい人はほとんどいなかった。
さあ、いよいよスタート。
お~、これこれ。
なんかそれっぽい風景が続いてちょっとテンション上がってきたよ~。
でも晴れてたらもっと最高なのになぁ。
この黄色い矢印に従っていきます。
でも途中で巡礼者が誰もいなくなり、看板もフランス語なのであってるのかわからずグーグルマップを頼って道の先をよく見たら、自分の思ってる方からどんどんそれてってるじゃないですか。日も暮れはじめ、予約した宿はまだ20kmぐらい先。それにここから本格的なピレネー越えが始まるはず。時速4kmで歩けば計算上は5時間で宿まで行けるから夜中の12時ぐらいには着けるはず。と思ったけどこの道合ってるのか?
どうする、どうする?
と思ってめちゃくちゃ不安な中、歩き続けたらなんか見えてきた。
レストラン?と思って休憩しようか迷いながら、店の人から情報を入手しようと少し話してみることにした。
どうやら道はあってるみたい。ここからピレネー越えが始まり、この先レストランも宿も何もないとのこと。レストランは宿も備えており宿泊もできるそうだ。
とりあえず、体を休めて力を蓄えるために食事を取ることに決めた。19時ぐらいだったかな。
店の中に入ってここに座れと言われて座ると、いきなり隣に座っている人から話しかけられ、みんなの輪の中に加えられた。よくよく聞くとみんな巡礼者で友人同士だと思ってたら、ここで知り合ったばかりだということだ。ドイツ人親子、アメリカ人親子等等。一気に打ち解けることが出来、これが噂のカミーノ仲間かと悟った。ご飯は巡礼料理というのがあって1000円ちょっとでワイン付きの鶏肉と豆スープをみんなでシェアする形。いや~ここでご飯食べてほんと良かった~と感激したね。結局この日はここで宿泊することにして、この先予約した宿はほぼすべて無駄になることに。まあでも1泊2000~3000円程度だから、そこまで大きなダメージにならないからしゃーないか!
翌朝、起きたら霧雨。うーん。晴れだったら良かったけどしゃーないか。さぁ出発。
しばらくすると霧がさらに濃くなって真っ白になってきた。先が良く見えないけどコローン、カラーンとベルの音が。よく見るとでっかい馬が。
馬の脇をすり抜けながらさらに先へ進みます。
だけど道路はフンまみれ。雨もまじってぐちゃぐちゃ。
いやぁ、しかし昨晩ホント宿泊まっといて良かった。
もし泊まってなかったら、ろくろく食べるものも持ってなかったし、まっくらで何も見えなかったし(おそらく看板も矢印も見えず遭難の可能性も)、寒いし、馬のフンも見えないし、やばかった~。やっぱし無理は禁物です。
うまに蹴飛ばされそうでこわかった。
さらに進むと道は未舗装のオフロードへ。誰もいないしどこへつながってるの?
坂をさらに進み、雨も強くなり風もビュンビュン。寒いしなんなんだこれは。昔の人はホント大変だったんだろうなぁ。さらにさらに進み誰もいない。どこへ行くんだ・・・
と、道が合流し人の姿が。そして井戸。お~。良かった。
昨晩同じ宿に泊まっていた巡礼仲間と合流し、他の巡礼者も一緒になり賑やかに。
どうやらみんなとは違う道で来たらしい。。。
更に更に進むと道も下りになり、雲の切れ目から青空も。お~なんか景色も良くなってきて、白馬、そしてその先に建物が。。。
お~、あればロンセスバジェスか。テンション上がってきた!
朝ごはん食べずにず~っと歩いてきたから、お腹すいた~。ロンセスバジェスで昼ごはん食べるぞ~。
建物見えてから結構歩いた。
やっと着いた~。ここではキッチン使わせてもらってカップヌードル頂きました。
カップヌードルは登山用のかさばらないやつを日本から持ってきました。
腹減ってたからうまかった~。
教会も味があるね。
更に先へ進みます。世界中のウエルカム。
この辺から足が痛くなってきて、ここからが辛かった~。
この日泊まった宿はレストランがついてて、今日もワイン付きの巡礼者コース料理を食べたけど、お腹減ってたし美味しかった~。12ユーロだったかな。ほんとお得です。
翌朝、しばらく歩いてたら前からガラの悪そうな若者が一人歩いてきてからまれたら怖いなぁとか思っててやり過ごしたら、彼が口笛を吹いてそのあとからなんと、大量の羊が・・・途切れることなくどどーっつとやってきた。彼はガラが悪いどころか純真な羊飼いの少年でした。
足が超痛くなってきて、無理くり歩き続けたらアジア人の女の子がベンチに座ってて話をすると韓国人だった。ネットでは見てたけど、ドラマの影響らしく多くの韓国人がこの巡礼路を歩いているみたいだ。彼女はクリスチャンで仕事を辞めてキリスト教の聖地サンチアゴを目指すらしい。
とにかく足が痛いので、これ以上先へは進めず宿へ。この日も巡礼仲間と食事して楽しく過ごせた。お腹減ってご飯もおいしいし、出会いもあるし、健康的だし、悩みもないしホント最高。サンチアゴまで800km歩きたいよ~。
こんな出会いもあります。ずーっと後ろついてきて、休憩してお菓子食べてたら膝の上にのってくるんだよね。ほんと人懐っこい。
いろんな風景があります。
太陽の光に気を取られ道を間違えることも。でもそんな時町の人が間違ってるよ~と教えてくれたりします。
そしてひたすら歩き続け町が見えてきました。
パンプローナへ。
ここで長い間夢見てきたバルへ行ける~。
ホントはログロニョが目的地だったけど、足が痛くこれ以上進むのは無理だ。
あきらめてここパンプローナをゴールといたします。お疲れさまでした~!
グランドキャニオン以外の道程(ラスベガス・セドナ)
今回の旅の全工程
4/27 20:00 ロサンゼルス着 ~ ラスベガスへ(レンタカー)
4/28 ラスベガス発 ~ グランドキャニオンへ
4/29 グランドキャニオン トレッキング 谷底泊
4/30 グランドキャニオン トレッキング ~ フラッグスタッフ泊
5/2 ラスベガス
5/3 ラスベガス ~ ロサンゼルス 24:00発のフライト
ラスベガスは4月末でも昼になると30℃超え
昼のダウンタウンはそこまで賑やかでもない
昔に比べアメリカの物価は高くなった。
だいたい物価は日本の1.5倍かな。
そんななかウォルマートのテレビは4K65インチで600~900ドルぐらい。
これじゃぁ日本の家電メーカーが太刀打ちできるはずもない。
パワースポットセドナ
確かになんかパワーを感じる気がする
壮大!
癒されます
町がパワースポット
4大ボルテックスの一つベルロック
ボルテックスはどこもハイキングスポットになっている
ラスベガスに帰ってきました。
ミッキーも出稼ぎです
外を歩いてるとすぐにのどがからからに。
でも500mlコーラが300円ぐらい。
カジノではプレーすればフリードリンク。
と思いきや結果的には1杯10,000円ぐらいのコーラになるのでご注意を!
酔っ払いに絡まれるスパイダーマン
知らないうちに回り切れないぐらいホテルが林立
ベラッジオ
ロスへの帰り道にアナハイムへ寄ってきました。
残念ながらこの日は試合の予定はなし
グランドキャニオン 谷底トレッキング④
翌朝AM5:00に朝食を食べ、暑くなる前に出発。
昨日はいなかったロバがつながれてた。
Phantom Ranch の意味を理解。
ブライトエンジェルトレイルは水が身近にあり、その名にふさわしいトレイルだ
滝もあります
だいぶ登ってきた
朝、涼しいうちに出発し、日が昇ってきても標高が高いので暑くはない
ゴールまであと少し
この辺は登っても登っても、頂上までの距離がなかなか縮まらんかった~
そしてやっとゴール。むちゃむちゃえらかった~。
結局水5Lほど持ってったけど、3Lはそのまま持って帰ってきた。
亀仙人の甲羅ならぬ、ただの修行になってしまった。
春のトレッキングは暑くなく、すごい快適です。お薦めですよ~。